葉問外傳:張天志(イップ・マン外伝 マスターZ)

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張晉(マックス・チャン)、柳岩(リウ・イエン)、鄭嘉穎(ケヴィン・チェン)、周秀娜(クリッシー・チョウ)、釋彥能(シー・イェンノン)、譚耀文(パトリック・タム)、楊紫瓊(ミッシェル・ヨー)、トニー・ジャーデイヴ・バウティスタ、元華(ユン・ワー)、姜皓文(フィリップ・キョン) 
袁和平(ユエン・ウーピン):監督 2018年

葉問と戦いに敗れた張天志(張晉)は、武館をたたみ小さな雑貨屋を営み息子と2人暮らしていた。趙明茱(柳岩)は、薬物に手を出し借金がたまり曹世傑(鄭嘉穎)に軟禁されていた娜娜(周秀娜)を救い出そうと大立ち回りを繰り広げた。通りかかった張天志は女性2人が荒くれたちに襲われているのを見て加勢、曹世傑らを叩きのめしてしまう。騒動を聞きつけた警官たちがやってきて全員が連行されるが、警察上層部と通じている曹世傑、老舗クラブ「金巴」の経営者・趙金虎(釋彥能)の妹である趙明茱と友人の娜娜は直ぐに解放されてしまう。何の後ろ盾もない張天志だけが残された。ようやく解放された張天志は息子の待つ家に急いで帰2人はスーツに着替えてレストランに向かったが、店は既に閉まっていた。実はこの日は息子の誕生日だった。。

甄子丹(ドニー・イエン)の《葉問3》(イップ・マン 継承)で登場した張天志を主役にしたスピンアウト作品。 陽か陰かというと陰の要素が強い張晉が魅力的に見えるのは、やはり《一代宗師》(グランド・マスター)や《葉問3》の敵役。《張天志》では子連れのダークヒーロー的な展開を期待をしたが、やはり良い人になっていて少し残念。 鄭嘉穎や譚耀文は観たままの役、釋彥能がいい人役なのは珍しいかもしれない。楊紫瓊と張晉の闘いは嬉しい限り。新しさはないのだが、懐かしい感じの香港映画になっていて、安心して観ていられる。

2018.12.30@百老匯The one
2019.02.19@新宿武蔵野館