女必殺拳

志穂美悦子宮内洋石橋雅史、内田朝雄、天津敏、近藤宏千葉真一 山口和彦:監督 1974年

香港警察の警察官・李万青(宮内洋)は、日本で捜査中に行方不明になってしまっていた。警察署長は万青の妹で少林寺拳法の使い手・紅龍(志穂美悦子)に兄の捜索を依頼。紅龍は日本へ行き、横浜で女性捜査官との接触を試みるが、彼女は何者かに連れ去られてしまう。

香港は最初に遠景で映るのみ。さまざまな拳法や武術の使い手が登場するのだが、みな人相が悪すぎる(笑)。さらに吹き矢の達人は変なお面を被っていて、それで街を走ったら目立ちすぎるし。草むらで戦っていたかと思ったら、次のシーンでは断崖絶壁だったりと、ツッコミどころ満載なのだが、志穂美悦子の身体能力の高さとかっこよさで全てカバー。

唯一無二のアクション女優だったのだから、ずっと続けていてくれたら日本映画でも需要はあっただろうし、師匠の千葉真一のように香港映画にも、そしてハリウッドにも行けたのではないかと思う。歳は下だが、楊紫瓊(ミッシェル・ヨー)のようにね。(もちろんハリウッドだけがいいわけではないが)TOEI Xstream theaterつい観ちゃうな。

2021.08.29@TOEI Xstream theater