ホノルル・東京・香港(香港、東京、夏威夷)

宝田明、尤敏(ユーミン)、草笛光子林冲、王引、加山雄三、星由里子、飯田蝶子三木のり平 千葉泰樹:監督 1963年 東宝・國泰

岡本真珠商会の長男・俊一(宝田明)はニューヨークからの帰り、ハワイに留学している弟の次郎(加山雄三)を尋ねた。次郎が勝手にミス・ハワイに推薦したクラスメートの愛玲(尤敏)が、見事にミス・ハワイに選ばれ、副賞として東京&香港旅行の切符を手にしていた。一方次郎は、俊一の初恋の人・美代子(草笛光子)が日系人に嫁いでハワイに住んでいると俊一に告げた。美代子は、主人はベトナム戦争で亡くなったが、幸せな日々だったと俊一に告げる。しかし実は不誠実な夫とは別れ、昼も夜も働いているのだと愛玲は俊一と次郎に話した。それを知った俊一は東京行きのエアチケットを美代子に贈る。東京に行く愛玲をエスコートすることになった俊一だが、何かと反発する愛玲に手を焼くのだった。しかし。。。

宝田明+尤敏3部作の最後の作品。前2作とは違ってラブ・コメディになっていて、楽しい作品。加山雄三と星由里子の若大将組は、同時期に撮っていた「ハワイの若大将」(1963年8月11日公開)の合間に出演したようだ。

飯田蝶子のおばあちゃんや探偵の三木のり平がいい味。東京へ戻った草笛光子がクラブでフラを踊っているバックで演奏しているハワイアンバンドは、ノークレジットだが、ヒロハワイアンズというグループで、その後ジミー時田とマウンテンプレイボーイズ、コーラスグループのザ・ワンダースを経てソロデビューする尾崎紀世彦が所属しており、左から2番目でギターを弾いている(映画ファンにはどうでもいい情報ですけど)。しかし足にしかライトが当たっていないので顔は確認できない。

2021.10.05@ラピュタ阿佐ヶ谷(飛びだせニッポン! 憧れの世界航路)