張涵予(チャン・ハンユー)、袁泉、朱亞文、李晨、易烊千璽 劉偉強(アンドリュー・ラウ):監督 2021年
生きるためとはいえ、こういう映画を撮ってしまうわけですね、劉偉強。小羊は、《少年的你》(少年の君)の彼だが、ずいぶんと印象が違う。
2021.10.26@TOHOシネマズ日本橋(2021東京・中国映画週間)
賈玲、沈騰、陳赫、張小斐、劉佳 賈玲:監督 2021年
いい映画だった。流石に大ヒットしただけはある。ファーストシーンも最後にちゃんと収拾していてよくできている。それに主人公の賈玲がとてもいい。
2021.10.26@TOHOシネマズ日本橋(2021東京・中国映画週間)
加山雄三、張美瑤、星由里子、プリム・プラパポーン、越路吹雪、上原謙 千葉泰樹:監督 東宝・台湾省電影製片厰・国泰 1966年
ある日、医学部の研究生・津村修一(加山雄三)の元に、バンコックの富豪令嬢・汪美蘭(張美瑤)が、台湾に居る祖父が昔、亡くなった修一の父に世話になったのでお礼を言いたいとやってきて、美蘭と修一は父の墓参りに行った。修一は亡くなった父の友人・原田文之助(上原謙)の援助を受けて大学に進学しており、文之助の娘・正代(星由里子)とは兄妹のように育っていた。正代はピアニストの仕事に生きがいを感じているが、修一のことを密かに思っており、父母も正代と修一が一緒になればいいと考えていた。修一は京都で開かれた学会に出席し、そのついでに正代がピアノ伴奏をする越山好子のコンサートを訪れると隣の席は美蘭で、美蘭と正代が友人であることを知った。この旅で修一と美蘭の距離は縮まり、さらに元は美蘭の家の運転手で今はボクサーになり試合で来日していたアルンの娘が熱帯病で亡くなったのを知って、修一はバンコックに行って熱帯病の研究をしようと思うようになるのだった。しかし、正代の修一への思いを知る美蘭は、台北の祖父の元に行ってしまうのだった。。。
すれ違いのメロドラマで悲恋と言っていいのだが、加山雄三に悲壮感が足りない。やはり加山雄三は「陽の気」の人なんだと思う。越路吹雪が2曲歌を披露するが、随分と勿体無い使われ方に思える。
2021.10.19@ラピュタ阿佐ヶ谷(飛びだせニッポン! 憧れの世界航路)
宝田明、尤敏(ユーミン)、草笛光子、林冲、王引、加山雄三、星由里子、飯田蝶子、三木のり平 千葉泰樹:監督 1963年 東宝・國泰
岡本真珠商会の長男・俊一(宝田明)はニューヨークからの帰り、ハワイに留学している弟の次郎(加山雄三)を尋ねた。次郎が勝手にミス・ハワイに推薦したクラスメートの愛玲(尤敏)が、見事にミス・ハワイに選ばれ、副賞として東京&香港旅行の切符を手にしていた。一方次郎は、俊一の初恋の人・美代子(草笛光子)が日系人に嫁いでハワイに住んでいると俊一に告げた。美代子は、主人はベトナム戦争で亡くなったが、幸せな日々だったと俊一に告げる。しかし実は不誠実な夫とは別れ、昼も夜も働いているのだと愛玲は俊一と次郎に話した。それを知った俊一は東京行きのエアチケットを美代子に贈る。東京に行く愛玲をエスコートすることになった俊一だが、何かと反発する愛玲に手を焼くのだった。しかし。。。
宝田明+尤敏3部作の最後の作品。前2作とは違ってラブ・コメディになっていて、楽しい作品。加山雄三と星由里子の若大将組は、同時期に撮っていた「ハワイの若大将」(1963年8月11日公開)の合間に出演したようだ。
飯田蝶子のおばあちゃんや探偵の三木のり平がいい味。東京へ戻った草笛光子がクラブでフラを踊っているバックで演奏しているハワイアンバンドは、ノークレジットだが、ヒロハワイアンズというグループで、その後ジミー時田とマウンテンプレイボーイズ、コーラスグループのザ・ワンダースを経てソロデビューする尾崎紀世彦が所属しており、左から2番目でギターを弾いている(映画ファンにはどうでもいい情報ですけど)。しかし足にしかライトが当たっていないので顔は確認できない。
2021.10.05@ラピュタ阿佐ヶ谷(飛びだせニッポン! 憧れの世界航路)