寧元元、野夫、黄小蕾、瞿颖、戴軍 王小帥：監督 2022年
タイ、チェンマイのリゾートホテルに滞在しコロナで足止めされている中国人たちの姿を描く。
もうすぐ20歳になる娘と母。娘はバンコクならともかく、何もないチェンマイの滞在が我慢できないし、母と何か約束しているらしいが、母親は約束を反故にしそうで反抗している。
目が不自由な男とその世話をしているタイ華僑の若者。
中年の元教師の夫とその教え子だったらしい妻は、関係がうまくいっていない。
もうすぐ20歳になる娘が大人たちの間を行きするうちにそれぞれのカップルの関係が明らかになり変化が訪れる。
少女の演技もありがちで驚きがないし、物語も驚きがない。モノクロのスタンダートサイズで撮られているのだが、余分な情報が入らないのでいいように思えるが、なんか違う。カッコつけすぎというか、そこにも驚きがない。
香港映画ということになっているが、劇中、広東語を話す青年が少し登場するだけだった。
王小帥の作品は過去に1作品だけ観ていて、「青紅」という作品だが、日本では公開されていないようだ。
2022.11.04@朝日ホール（東京フィルメックス）
